栄養サポートチーム専門療法士

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こちらでは、看護師が取得することでスキルアップに繋がると思われる栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)の資格について紹介したいと思います。

栄養サポートチーム専門療法士って何?

栄養サポートチーム専門療法士まず、栄養サポートチーム(NST)というものについて説明する必要があるでしょう。

これは、基本的医療の代表格といえるもので、患者の状況・症例に併せて栄養管理を行うためのチームです。

もともとは1960年代から普及した中心静脈栄養(TPN)と一緒に普及したもの。欧米から始まり、徐々に世界的に広がっていきましたが、日本ではまだまだ充分に普及したとは言えません。

しかし、国際的にはNSTが施設内の全症例に対して意見を出す権利が与えられているほどで、NST専門チームの役割はどんどん向上しています。

国内では栄養管理の重要性が認識されておらず、経費もかかるために専属チームまでは設立されないまま時間が過ぎていきましたが、2004年になってようやくNSTの設立が取り上げられるようになりました。2006年には診療報酬が改定され、栄養管理実施加算が新設。ようやく日本でもNSTが普及し始めたのです。

栄養サポートチーム専門療法士は、NSTの中でチーム医療の一環として患者の栄養管理をサポートする仕事。今後、国内でも重要性が高まっていくことは間違いありません。

栄養サポートチーム専門療法士の資格を得るには

栄養サポートチーム専門療法士の資格を取得するために必要なのは、年1回の認定試験に合格することです。

看護師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士などの医療従事者で、かつ5年以上にわたって医療・福祉施設に勤務した経験を持っていることが必須条件。その上で、日本静脈経腸栄養学会が主催する教育セミナーで所定の単位を修め、必要な実地修練を修めれば、認定試験の受験資格を得ることができます。

かなりハードルは高いですが、今後NSTが普及していくことを踏まえれば、栄養サポートチーム専門療法士の資格を取得することは有益でしょう。

栄養サポートチームにおける看護師の仕事

基本的にはカテーテルの管理を行う他、食事チェック・NST診療録の管理などになります。

また、患者と直に接する機会が多いので、患者の状態をチームスタッフに周知徹底させることや、患者自身に自分の栄養状態をしっかり把握して貰うための説明をすることも含まれます。

NSTを設置している病院に転職するのであれば、非常に役立つ資格といえそうですね。

ライン

以上、栄養サポートチーム専門療法士に関するご紹介でした。

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